紹介
多数の音楽アーティストと共演し、演奏にあわせアニメーション映画のように刻々と変幻する世界を即興で描くライブペインティングパフォーマー近藤康平、待望の1st画集。
表紙に四角い窓をあけたオリジナル額縁装。付録のプレミアムリーフレットとあわせ4パターンの表紙絵が楽しめる、初回限定、豪華装幀本。
日英バイリンガル表記
ISBN:978-4-909734-00-6
寸法:B4変型(天地240×左右250mm 背幅13mm)
仕様:オリジナル額縁装(ドイツ装・表紙型抜き・箔押し加工)60ページ(4色刷+特1色刷)
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迎えにきた、と声がした。
その場所は、はじめて訪ねたはずなのに
だれかを待っていたようだった。
戸惑い、立ち尽くすわたしに
もういくよ、と声を弾ませ、
どこかへ連れ出すつもりらしい。
わたしは声のする方角へ手をゆだねて
ページをめくることにした。
(中略)
声は線とであう。
宇宙を駆け巡り、うたう
色と光のまたたきがリズムを刻む。
詩/文月悠光
特別寄稿「知らないけれど、知っている場所」より抜粋
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著者プロフィール
近藤 康平 Kohei Kondo
ライブペインティングパフォーマー/絵描き
1975年生まれ。鳥取大学大学院農学科修士課程卒業、森林学を学ぶ。絵本専門書店員などを経て2009年よりライブペインティングパフォーマーとして活動を開始。NakamuraEmi、コトリンゴ、坂本美雨、白井良明(ムーンライダーズ)、Schroeder-Headz、中村佳穂、オオヤユウスケ(Polaris)、奇妙礼太郎、成山剛(sleepy.ab)ほか多数のミュージシャンと共演、観客を魅了する。各種フェス、セレモニー等でのライブペインティング、服飾ブランド、CDジャケット、書籍装丁、舞台美術等、さまざまなジャンルを横断して絵を描く。本作が初の画集となる。
発行日:2020年11月22日
著 者:近藤康平
特別寄稿:文月悠光
翻 訳:岩渕デボラ
装 幀:坂川朱音
編 集:西山雅子
発行:月とコンパス
印刷:サンエムカラー
製本:篠原紙工
箔押し加工:コスモテック
型抜き加工:東北紙業社
プリンティングディレクター:山根亮一(サンエムカラー)
バインディングディレクター:吉永久美子(篠原紙工)